高原山 大入道(1402.4m)、剣ヶ峰(1540m)、ミツモチ(1248.0m) 2014年5月17日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:30 小間々駐車場−−7:28 大入道−−8:25 剣ヶ峰−−8:39 1590m峰−−9:35 ミツモチ(休憩) 9:59−−10:51 大間々駐車場−−11:22 小間々駐車場

場所栃木県矢板市/那須塩原市(旧塩原町)
年月日2014年5月17日 日帰り
天候曇後時々晴
山行種類ハイキング
交通手段マイカー
駐車場小間々に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望ミツモチのみ展望台があって展望があるが大入道、剣ヶ峰は展望なし
GPSトラックログ
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コメント小間々駐車場より反時計回りで周回。久しぶりに雪が無い登山道がある山だったので何だが調子が狂ったが歩きは楽だった。ツツジにはちょっと早かった。天気は冬型で北西の風が強くこの辺が晴れと曇りの境界で那須や男鹿山塊は雲の中だった




早朝の小間々駐車場 駐車場東端から登山道に入る
大入道の案内あり 1つ目の沢。水無し
平坦な樹林を進む
2つ目の沢。ここも水無し
僅かに水が流れる支流に入る 斜面に上がる
大入道山頂 3D標識健在
4月に登った明神岳
男鹿山塊は雲の中 尾根を進む
えらく道が良くなった 僅かな残雪帯
剣ヶ峰山頂 剣ヶ峰南側の釈迦ヶ岳分岐
南下する 釈迦ヶ岳
大入道 安戸山
1590m峰 1590m峰
筑波山 1539m肩の八海山神社
八海山神社からの展望
展望のいい尾根を下る 案内図
振り返る 1440m肩
ミツモチ方面へ尾根を下る 尾根上に踏跡あり
林道に出る ミツモチ直下
ミツモチ山頂の展望台 展望台北側に三角点あり
ミツモチ山頂展望台からのパノラマ展望(クリックで拡大)
帰りはやしおコース経由で大間々へ ちょっと暑い
林道へ合流 大間々駐車場は満杯
遊歩道経由で小間々へ 途中から石畳
展望台から見た大間々。まだレンゲツツジは咲いていなかった(クリックで拡大)
学校平方面へ向かえば小間々も通るのを知らなかった 中央遊歩道方面へ
車道に出た 外周遊歩道へ
遊歩道を下る 往路の大入道方面登山道に合流
小間々駐車場到着


 高原山は主要部は登ったが周辺の山で未踏峰がある。八方ヶ原では大入道にミツモチがそうだ。剣ヶ峰だけは20年以上前の山登りを始めた最初の年に登ったことがある。5月中旬はまだ場所を選べば残雪で藪山を楽しめるのだが、今週末は冬型の気圧配置が予想され、雪が期待できるエリアは悪天が予想された。おそらく土曜日は丸1日ダメだろう。DJFならこんな天気でも平気で突っ込むだろうが私はそれほど元気ではなく、晴れが予想されるエリアでお茶を濁すことにした。そこで浮上したのが大入道とミツモチだった。

 日付が変わって矢板ICを降り八方ヶ原へ。途中の小さな駐車場で仮眠。天気はここで雲のギリギリの範囲でフロントガラスには細かい水滴が付いていた。高原山でこの状態では新潟はダメだろう。酒を飲んで仮眠。今日の行程は短いのでのんびり寝よう。

 明るくなって活動開始。周囲は風が強い。大間々の案内に従って上がっていき、終点の大間々ではなくその下の小間々駐車場に車を置く。ここを起点に反時計回りに大入道、剣ヶ峰、ミツモチと歩く予定。まだ朝早い時刻だが駐車場は半分くらい埋まっていた。たぶん花の撮影が目的のカメラマンだろう。標高が高いこともあるが、それでも今日は気温が低い。おまけに曇って太陽は見えないので余計に寒く、冬用防寒具を持って出発。さすがに今回は雪装備は無しなので軽い。

 駐車場最下部から奥に向かって歩道があり「大入道」の案内もある。これを辿ればいいわけだ。この付近は平坦でツツジの類が多いがアカヤシオらしき赤い花がちらほら程度。葉が出ていないのでまだ咲いていないのだろうか。途中で道が分岐するが大入道は直進。道は良好。枯れた沢を2本横断し、僅かに水が流れる支流を少しだけ遡上して斜面に上がる。周囲はいつのまにか薄い笹原が広がるようになり、いかにも鹿がいそうな植生だ。

 この尾根は傾斜が緩やかで足にやさしい。八方ヶ原の一角だからなぁ。ここしばらくは残雪の山ばかり歩いていたので無雪の山を歩くと妙な感じ。雪が無い方が下りは足への負担が大きくなるが、今回は全体的に傾斜が緩やかなので問題ないだろう。

 尾根上は北寄りの冷たい風が吹き付け長袖シャツだけではちと寒くフリースも着用。右手には樹林を通して男鹿山塊が見えているが、高い場所は雲の中で鴫内山も雲の中だ。ここで気温が0℃なので大佐飛山などはえびの尻尾ができているだろう。下手をすれば吹雪かも。

 傾斜が緩んで最初の小さなピークが大入道だった。山頂標識に三角点あり。まさかの3D標識が生き残っていた。落葉した樹林を通して北側には前黒山付近の山並み。今はもう完全に藪だろうな。ここからだと1700m峰がでかい。疲労は感じないのでそのまま先に進む。

 今まではダラっとした広い尾根だったがこの先は尾根が狭まって通常の尾根らしくなる。心なしか道のグレードも上がったような。ここも周囲は低い笹で鹿の活動領域らしく、登山道を横切る鹿道がいくつもあった。鞍部から登りにかかりやっと体が発熱開始、フリースを脱ぐ。手袋は軍手にしたが今日の気温と風速ではまともな手袋にした方がよかったなぁ。

 明瞭な道を登っていき、僅かな残雪を踏み越えてたどり着いた小ピークには剣ヶ峰の山頂標識がかかっていた。あれ? 20年以上前に登った時の山頂の様子とは違うような。地形図を広げて位置を確認すると原因が判明。確かに現在いる1540m峰が剣ヶ峰と書かれているピークで間違いなく、お隣のもっと高い1590m峰は無名ピーク。前回はそこを剣ヶ峰だと誤認していたのであった。何せまだ登山初心者だったからそんな細かいところまで地図を読めなくても仕方がなかった。でもこれで無事に剣ヶ峰山頂を踏めた。

 僅かな下りで僅かな残雪を踏むと釈迦ヶ岳との分岐。そちらにも立派な登山道が伸びている。釈迦ヶ岳はまだ一部残雪が見えるが谷筋が多く、たぶん尾根上はもう無いだろう。

 緩やかに登ると偽ピークの先に1590m峰が登場。矢板市最高点との標識あり。剣ヶ峰より高く顕著なピークなのに、なぜこっちが剣ヶ峰ではないのかが不思議。確かに前回登った時の風景の記憶に重なった。

 1590m峰を下っていくと次々と登山者とすれ違うようになった。こちらは風下側の斜面に入ったので風が弱くなって体感温度が一気に上がる。Tシャツで歩いてくる人もいたが、1590m峰から先はあの格好では寒いだろうな。風と日差しの有無で体感温度がかなり違う。

 1539m肩には小さな神社があり八海山神社と書かれていた。ここは賽の河原と呼びたくなるような場所で、樹林が開けて石が散らばった平坦地。木が無いので展望が非常にいい。遠くは真っ白な富士山や丹沢も見ることができた。奥日光は男体山の裾野だけが見えていた。

 さらに尾根を下って1440m肩で登山道が尾根から外れて東へ下っていくが、ここで尾根を辿って下にある林道にショートカットしようと考えていたが、地形図には書かれていないが尾根上にも道があり「ミツモチ」の案内看板もあった。道のグレードは落ちるが迷うようなことはないし、上部は藪もほとんど無くどこでも適当に歩けるので道が無くても大丈夫なくらいだった。

 砂利の林道に出るとミツモチまで林道歩き。車が走れるレベルの路面状態であるが、たぶん大間々駐車場で車止めがあって一般車は入れないようになっているのだと思う。周囲は腰くらいの高さの笹原。風も無くおだやか、おまけに緩く広い尾根の林道歩きでまったり感が漂う。

 林道が大きく左に曲がるところにベンチがありミツモチの標識が登場。地形図を広げると三角点のある山頂は林道の僅かに上。そこには展望台があった。三角点探索の前に登ってみると東〜南〜西の展望が開ける。眼下の平野部は田んぼに水が張られてまるで洪水のよう。稲が成長して水面が見えなくなればそんな印象ではなくなるだろう。南には筑波山、東には八溝山、西は少し木が被っているが雲が掛かった女峰山に男体山。まだ冬型の気圧配置が続いているようだ。

 ミツモチには三角点があるはずで、展望台周辺を探してみると僅かに北にずれた道端に発見。ここには標識などは無く目立たない場所だった。展望台の下で少し休憩。展望台には次から次へとハイカーがやってきた。

 休憩終了後、下山開始。下山といっても大間々までは登りだ。帰りは林道ではなくその東側の「やしおコース」を歩く。ほぼ等高線に沿ったよく整備された道だった。途中、標高差50mほど下って大間々へ向けての登り。南斜面で北風が遮られ日差しがあって暑いくらい。ミツモチ方面へ向かうハイカーとたくさんすれ違う。

 登りきると往路で歩いた林道の入口到着でここが大間々駐車場。満杯状態で賑わっていた。ここはレンゲツツジの名所らしいがまだ咲いていない。花が咲くともっと凄いことになるのかも。

 ここから車道を歩いても小間々に行けるが車道北側に遊歩道があるようなのでそれを利用。こちらは人は皆無で、駐車場の利用者はミツモチ方面や釈迦ヶ岳方面のハイカーがほとんどのようだ。遊歩道がどんなルートで付いているのか分からないので途中で車道に出てしまったが、基本的には学校平方面へ歩いていけば小間々駐車場から大入道へつながる道に交差するようだ。

 小間々駐車場もほぼ満杯。休日の八方ヶ原がこれほど賑わう場所だったとは知らなかった。

 

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